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皆さんは、飛行機に乗るときにANAかJALのどちらかのマイルをためてると思いますが、たまったマイルは何に使っていますか?

ある人は特典航空券にしたり、ある人はANA系のホテルへの宿泊や、ショッピングに使ったり、、また、ANAスカイコインに替えて、航空券代として使用したり、、いろいろかと思います。

今回は、マイルによる飛行機利用シーンについて
・特典航空券への交換
・SKYコイン経由でANAの航空券を買う
のどちらがよりお得か、それぞれにどんなメリット・デメリットがあるかを検証してみよう!という企画です。

SKYコインとは

SKYコインとは、ANAの航空券、ツアー代金の支払いにあてることができるANA専用の電子クーポンです。

ANA 公式サイト-SKY コイン

でも、マイルを使って飛行機に乗るなら、特典航空券を利用すればいいのでは??
わざわざSKYコインに替えるメリットって何??と考える方もいますよね。私もその一人なので、今回徹底的に調べてみました。

SKYコインの特徴

●ANAの販売する商品(航空券、ツアー)を購入する際に、現金と同じような感覚で使用することができる。クレジットカードとの併用(一部はコインで、残りをカードでみたいな)が可能
●SKYコインで購入した航空券でのフライトでは、通常通り、マイルやプレミアムポイントが獲得できる
●通常の航空券購入と同様に、フライト選択の自由度が高い。例えば、特割、通常、株主優待料金、、など、自分に合ったチケットを選ぶことができる

マイルからSKYコインへの変換率について

SKYコインはお持ちのマイルをANAのWEB上でSKYコインに変換することで所持することができます。マイルからSKYコインへの変換率は、1.2~1.7倍と条件によって異なり、以下の表の通りとなっています。

このように交換するマイル数や、お持ちのクレジットカードの種類、ステイタスによって、交換倍率は1.0~1.7倍と大きく異なります。詳しくは、ANA 公式サイト-SKY コインをご覧ください。

特典航空券との比較

それでは、日本国内と海外で飛行機を利用する場合の双方で、特典航空券とSKYコインのどちらで航空券を取得したほうがお得か、またどんなメリット・デメリットがあるか、検証していきます。

1.国内線(羽田ー福岡)の場合

この記事を書いているのは、2018年3月26日時点ですが、

4月1日(日) 羽田→福岡
4月2日(月) 福岡→羽田

という経路について、特典航空券とSKYコインを使用した場合で比較してみます。

①特典航空券の場合

予約画面ではこのような感じです。満席になっている便も多く、ある程度、選択肢は限られています(画像クリックで拡大されます)。

翌週の特典航空券の取得なので、人気のある時間帯の席を取得するのは厳しいようです。特に、今回の検索結果では復路の希望日である、4月2日はこの画像で見る限り、全時間帯で1席しか空いていませんし、実際にスクロールしても、この1席以外、全部満席となっていました。

ただ、予約までできてしまえば、3枚目の画像のように、予約変更については「可」となっているように、特典航空券の空き席があれば、予約変更は自由にできるようです。

今の時期はローシーズンに当たるようで、必要なマイル数は12,000マイルでした。

②SKYコインで購入する場合

SKYコインで購入する場合は、通常通り予約を行い、支払いの段階でSKYコインで払うか、カードなどで支払うか選べるようになっています。一部をコインで支払って、残りをカードでという支払い方法も可能です。

ここでは、特典航空券と条件を同じにするため、上記とまったく同じ時間の航空券を予約してみました。やはり、ざっと見ただけでも、こちらの方が空席は圧倒的に多く、席の確保がしやすいのがわかります。

料金体系は2通りで調べました。まずは一番お得だった、「特割」です。ただ、この場合予約変更が不可となっています。これでは、フライト変更が可能な特典航空券よりも条件が悪いため、同じ条件で比較するために往復運賃でも検索してみました。

結果は、

①特割:52,580円(または、52,580コイン)
②往復運賃:75,180円(または、75,180コイン)
* 1円=1コイン

となりました。

特典航空券と使用するマイル数を比較するために、それぞれのケースのコインに必要なマイルを算出します。マイルからコインへの変換割合は、マイルの交換量とステータスによって異なりますが、ここでは【1.4倍】を平均的な倍率と設定して、比較してみます。

また、SKYコインで航空券を買って搭乗した場合、通常通りマイルとプレミアムポイントの加算があります。それらも加味すると、次のようになります。

必要コイン 必要マイル 獲得マイル 獲得
PP
差引マイル
①特割 52,580 37,557 934 2,500 36,623
②往復運賃 75,180 53,700 1,134 3,068 52,566

*PP:プレミアムポイント

③国内航空券における特典航空券とSKYコインの比較結果

これまでの検討結果をまとめてみます。

羽田ー福岡の往復航空券について、単純に必要なマイル数で比較すると、

●特典航空券:12,000マイル
●SKYコイン経由:52,566マイル

と圧倒的に、特典航空券に軍配が上がります。

ここで、SKYコイン経由で航空券を手配するメリットを再確認すると、

●特典航空券よりも直前まで満席になりにくい
●特典航空券ではエコノミー席しか選べないが、SKYコインを使用した場合、プレミアムクラスを選べる
●搭乗すると、マイルやプレミアムポイント(PP)が獲得できる
(マイルはポイントサイトでも獲得できますが、PPは搭乗しないと獲得できません。また、特典航空券ではPPは獲得できないので、プラチナメンバーとかゴールドメンバーのように、クラスをあげたいの(SFC修行)であれば、SKYコインを使用した航空券取得の一択となります)

などです。

逆に、旅行はある程度計画的に、1,2か月前には行先を決めて早めに航空券を手配して、、と準備し、またプレミアムクラスではなく普通席で十分♪、プラチナクラスとかダイヤモンドメンバー等に興味がない、ということであれば、特典航空券で十分だと思います。

よって、国内航空券取得におけるマイル使用についてまとめると

●計画的に、航空券を手配し、普通席で十分なら、、特典航空券
●直前になってしまったが航空券を確実に手配したい、SFC修行目的であれば、SKYコイン経由での航空券手配が向いている

ということになりそうです。

2.海外線(東京ーバンコク)の場合

海外線については、東京(羽田か成田)-バンコクの経路について調べてみます。この記事を書いているのは、2018年3月26日時点です。

4月12日(木) 東京(羽田もしくは成田)→バンコク
4月15日(日) バンコク→東京(羽田もしくは成田)

について、エコノミー席とビジネス席の両方で比較してみます。

①特典航空券の場合

エコノミー席とビジネス席について、以下のような検索結果となりました(画像をクリックで拡大されます)。

エコノミー:30,000マイル+14,500円
ビジネス:55,000マイル+14,500円
*14,500円は税金など

②SKYコインで購入する場合

同様に検索したところ、エコノミー席とビジネス席について、以下のような検索結果となりました(画像をクリックで拡大されます)。

エコノミー:83,000円+14,500円
ビジネス:199,000円+14,500円
*14,500円は税金など

特典航空券と比較するために、各コインの取得に必要なマイルを算出します。マイルからコインへの変換割合は、マイルの交換量とステータスによって異なりますが、ここでは【1.4倍】を平均的な倍率と設定して、比較してみます。

なお、国内線と同様、SKYコインで航空券を取得し搭乗した場合は、マイルおよびプレミアムポイント(PP)が獲得できます。これらを以下の表にまとめます。

必要コイン 必要マイル 獲得マイル 獲得PP 差引マイル
①エコノミ 83,000 59,286 4,416 6,024 54,870
②ビジネス 199,000 142,143 7,888 11,558 134,255

*PP:プレミアムポイント

なお、日程を決定する際、航空券取得に必要なSKYコインがもっとも少なるような日程を選びました。曜日が悪いと、この倍額程度になる日程もありました。

③国内航空券における特典航空券とSKYコインの比較結果

これまでの検討結果をまとめてみます。

東京(羽田、成田)ーバンコクの往復航空券について、単純に必要なマイルで比較すると、エコノミーの場合

●特典航空券:30,000マイル
●SKYコイン経由:54,870マイル

と圧倒的に、特典航空券に軍配が上がります。

しかし、SKYコイン経由で航空券を手配するメリットもあり、

特典航空券は2週間先以降の予約しか取れないが、SKYコインでは当日の航空券も空席があれば獲得できる
●特典航空券よりも満席になりにくい
●エコノミー、ビジネス、ファースト席以外に、プレミアムクラスを選べる
●搭乗すると、プレミアムポイント(PP)が獲得できる
(PPは搭乗しないと獲得できない。特典航空券ではPPはつかないので、プラチナメンバーとかゴールドメンバーのように、クラスをあげたいの(SFC修行)であれば、SKYコイン経由一択となる)

などです。

ただ、SKYコインを使用した航空券手配は、曜日によって必要なSKYコインにずいぶんと差がありますが、特典航空券の場合は、どの曜日でも一定のマイル数ですので、マイルの消費はより低く抑えられることになります。

よって、旅行をある程度計画的に1,2か月前には行先を決めて早めに航空券を手配して、、と準備するのであれば、特典航空券で十分ですし、特典のビジネスクラスなども比較的、手が届きやすいマイル数(バンコク行きで55,000マイル)だと思います。

よって、まとめると

●直前に航空券を確実に手配するひつようがある、SFC修行希望であれば、SKYコイン経由での航空券手配が向いている
●通常の旅行であれば、特典航空券を利用したほうが圧倒的におトク!

と言うことになりそうです。

まとめ

SKYコインの利用について、日本国内、海外への飛行機利用を想定して比較検討を行いましたが、計画的に旅行をすすめるのであれば、特典航空券を利用したほうがおトクに利用できることがわかりました!

あなたの旅行の計画の参考にしてみてくださいね^^

 

 

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