最終更新日:2015年11月20日
海外旅行中、どのようにホテル代を支払っていますか?
あなたの旅をより安全に快適にできる、そんなホテル代支払いのコツをお教えします。
まずは一番良くない、ホテル代の支払い方の例を紹介します。
あなたは、今日でホテルをチェックアウトし、日本に帰ります。昨日までいろんなところを見てまわって、ちょっと疲れも感じていますが、とても楽しい旅でした。
友達へのお土産は昨日までに買ってしまったので、今日はチェックアウトぎりぎりまでゆっくりできます。先ほど、朝食も済ませてきました。 ・・・・・・ さあ、もうそろそろチェックアウトの時間。では荷物を持ってロビーに行ってホテル代を支払って、空港に向かいましょう。荷物は、おみやげも買ったので、来たときよりも多いですが、なんとかなるでしょう。 ・・・・・・・・(チェックアウト前のありがちな風景) |
もしかしたらこんな感じでチェックアウトしてませんか?もし、このようなチェックアウトを続けていると、もしかしたらいつかあなたも残念な目にあうことになるかもしれません。
では何が良くないのか。またその理由について説明いたします。
まず一番よくないのは、チェックアウトの際に、全部の荷物を持ってロビーに来て、そこで支払いをすることです。
これだけは、特にひとり旅の場合、絶対に避けてください。
以下のような理由があります。
①チェックアウト時間は、他の宿泊客もチェックアウトをしているので、レセプション自体が非常に混み合いがちです。
②けっこう待たされて、自分の番が来たら、ようやくほっとしてホテル代の支払いを始めます。そのとき、あなたの荷物はどこにありますか?
③支払への対応のために、荷物への注意が散漫になり、ロビーに持ってきた荷物が置き引きにあうリスクが高まります。
高級ホテルに泊まっても、アットホームなホテルに泊まっても同じです。置き引きを狙っている人は常々このようなチャンスを狙っていますので、どんなホテルだろうと、ふらっと入ってきて、油断している人の荷物をそっと持って行くのです。
万が一そんな事件に巻き込まれ、パスポートや航空券の入ったカバンを盗まれたら、最悪です。盗まれたショックもありますが、飛行機にも乗り遅れる可能性が出てきます。海外旅行保険の盗難の適用を受けるのであれば、地元の警察に届けて盗難届(ポリスレポート)を取得する必要がありますが、思ったよりも時間がかかってしまうことがあります。もし、航空券とパスポートが取られていなければ、ポリスレポートを諦めて(盗難補償を諦めて)、日本に帰るという苦渋の選択を迫られるかもしれません。
・・・というような最悪の結果になれば、楽しかった旅行も一気に台無しです。もう二度と海外旅行なんて嫌だ、と思うことの無いようにしたいですね。
こんな事件に巻き込まれないようにするポイントはとても簡単です。
ひとり旅がおすすめする安全なチェックアウト方法は、、、、、
宿泊代を支払う時は、荷物は部屋に置いておく
宿泊代の支払いは可能な限り前日に済ませる
たった、これだけです。
チェックアウト当日の朝は、なにかとバタバタしがちです。さらに、多くの宿泊客は朝に宿泊代を支払おうとしますので、レセプションは混んでいて、だんだんとあなたの心の余裕が無くなってしまうかもしれません。そんな時に犯罪に遭いやすくなります。
前日に支払いを済ませることで、当日は安心してチェックアウトができます。
前日の精算は旅を快適にする、ちょっとした工夫です。