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最終更新日:2015年11月20日

世界で最も渋滞がひどい国ってどこだと思いますか?中国だとか、ブラジルのサンパウロだとか言われていますが、人口密度が世界一のあの国の渋滞もすさまじいものがあります。

そんな国とはバングラデシュで、首都ダッカの渋滞はすさまじいものがあります。

朝はもちろん、夕方の渋滞ははんぱなく、夕方17時から最低でも21時。ひどい時だと、23時過ぎまでバングラデシュの首都ダッカ市内の渋滞は続きます。

私の自宅から職場まではわずか10km。

そんなわずかな距離を、毎朝1時間、夕方の帰宅時には2時間かけて通勤しているのです。もはや歩いたほうが早い時もあります。

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自動車だけではありません。バス、トラックに加え、バイク、トゥクトゥク、歩行者、、あらゆる乗り物、人間が同じ道路のわずかな隙間を縫うようにして、われさきにと目的地に急ぐ様子には言葉も出ません。

私は運転しないので、きょうもすさまじい渋滞だなくらいにしか思っていないのですが、正直言って彼らの運転テクニックはすさまじいです。

スピードは出していないが、ほんのわずかな隙間に飛び込み、隣の車、後ろから隙間に入ろうとしている車などとお互いにけん制し合いながら、その渋滞の中を進んでいく。

日本の長期休暇の時の渋滞もある意味すさまじいものがあるが、バングラデシュのそれは、あんなに行儀よくはありません。日本の渋滞の時は、少なくとも自分の車と、歩道との間に隙間があると思います。

バングラデシュでは、そんな隙間があれば、すかさず誰かが入り込み、前に進もうと狙ってきます。文字通り、道路いっぱいに車やリキシャが広がって渋滞の列は進んでいくのです。

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そんな渋滞が毎日毎日続きますが、ほっとできるのは休日(金曜日、土曜日)の午前中から午後2時くらいまで。この時だけは、ダッカの街中でもすいすいと動くことができます。

ちなみに、バングラデシュの車のほとんどは、ガソリン(軽油)とCNG(圧縮天然ガス)の両方で走ることができるように改造されており、渋滞はすさまじいですが、排ガスによる汚染は最小限にとどめられています。

それでも前回の記事のように、この時期はかなりひどい大気汚染に悩まされます。

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