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せっかくの旅行で病気になって病院に入院したり、緊急帰国なんてしてしまったら何のために旅行にいったのかわからないですよね。

そんなことにならないように気を付けるべきことはそんなに多くないし、大変でもないんですが、知っているのと知らないのとでは大違い。

ということで、今回は旅行での、マラリア・デング熱対策、狂犬病ほか、病気・けがで気を付けるべきことをまとめてみました。

旅先の危険性を知ること

厚生労働省検疫所 国・地域別情報

まずは、行きたい地域でどんな病気や感染症の危険があるかを知ることが重要です。その危険性に合わせて、対策を取り、あるいは予防接種をうけることが重要です。

次からは具体的な病気、症状ごとの対策を記していきます。

マラリア、デング熱対策

日本で数年前にデング熱患者が発生したと大問題になりましたが、マラリアもデング熱もどちらも最悪の場合、死に至る危険な病気です。

マラリアは1度かかると治っても、原虫が体の中に潜んでいて、体力が落ちた時に再び姿を現して、ぶり返すともいわれており、かからないことに越したことはありません。

では、どうやって予防するかですが、ずばり、、「蚊に刺されないこと!!」

これしかありません。マラリアの場合、予防薬もあるようですが、副作用が結構きつくて、悪夢を見たり、気分が落ち込んだり、鬱気味になったり、また、肝臓にけっこう負担をかけるという話も聞きます。また、予防接種はありません。

それよりは、しっかり蚊に刺されない対策をしましょう。

マラリアとデング熱を媒介する蚊の種類は異なりますが、対策はほぼ同じです。

蚊避け、殺虫対策としては、下記の製品がおススメです。

まず、おすだけベープは手の中に納まる非常にコンパクトな製品ですが、ホテルに到着して、すぐに1部屋に1、2プッシュしておくだけで、かなり安心です。蚊だけでなく、アリやゴキ、ハエとかにも効き目があるときもあります。かなり強力すぎて、人間にどのくらい悪影響があるのかなと心配になるくらいですが、蚊に刺されて、マラリアになるよりましです。

ただ、まれにこのおすだけベープがきかない蚊に遭遇することがありますが、その時は伝家の宝刀「禁鳥の渦巻」がやっぱりききます。ミニサイズだと、スーツケースの中でも邪魔にならないので、お守り代わりに持っておくといいでしょう。着火用のライター、マッチを忘れずに。機内持ち込み手荷物に1個までのライターは持ち込み可能です。

ホテル内の蚊対策は上記でおおよそ大丈夫ですが、観光中など屋外での蚊対策としては、スキンベープで蚊よけ対策をしっかりしてください。

蚊避けスプレーは何種類はありますが、上記のスプレーはガスを使っていないミストタイプなので、機内持ち込みも安心です。

あとは、できる限り刺される可能性のあるところでは、長そで、長ズボンで肌の露出を避けましょう。長そで、長ズボンでも、強烈な蚊は洋服の上から刺してきますので、やはり蚊よけスプレーは必須です。

あと、マラリアを媒介するハマダラカは夜から朝が活動時間と言われていますが、例外もあると思いますので、蚊よけ対策はしっかりとしましょう。

ホテルによっては、蚊帳(かや)を用意している所もあります。慣れない人によっては、若干面倒だったり、寝にくかったりするかもしれませんが、ある時は、蚊が出現しますよ!というサインなので、おすだけベープだけに頼ることなく、蚊帳もしっかり使ってください。

狂犬病対策

狂犬病という病気をご存知でしょうか。名前だけは聞いたことがあるというからもいるでしょう。

狂犬病は、発病したら100%死に至る病気

 

です。

大げさではありません。えーっと思ったらググってみてください。しかも狂犬病という名前ですが、気を付けるのは犬だけではありません。猫もハムスターでも、イタチでも、コウモリでも、すべての動物から狂犬病に感染する可能性があります

狂犬病を発病しないようにするための対策はいくつかありますが、まずは、旅行中は動物に近づかないこと

これがなによりの対策です。

ふだん犬好き、猫好きのひとでも、旅行中だけは我慢して近づかないようにしてください。

次に、万が一、かまれたり、引っかかれたり、というけがを負い、動物の体液に触れた、触れたような気がする場合は、患部を流水でよく洗い流し田植えで、向こう2,3日のすべての旅行の予定をキャンセルして、近くの病院に急ぎ、状況の説明をして医師の判断に従ってください。

さらに詳しいことは、厚生労働省検疫所の狂犬病のページに書かれてあります。

食中毒、A型肝炎

旅行中にお腹を下し始めると、外出していても常にトイレの場所を気にしていなければなりませんし、ホテルで休んでおかなければならないということにもなりかねません。

基本的には、食べていて違和感を感じたら、いくら周りの人が普通に食べていても食べるのをやめる

など、自分の感性を信じて行動してください。もったいないから、そのまま食べるとかは絶対にやめましょう。

あとは生水は絶対に飲まないは常識ですが、レストランでジュースやビールを頼んだときに出てくる氷も要注意です。

サラダ等生ものもどんなお水で洗っているかわかりませんので、不衛生なお店、地域では食べない方がいいでしょう。加熱されたものを食べるように注意しましょう。

また、よく言われるのは、歯磨きの時の水やシャワーの時に口に入ってしまった水を飲みこまないように。歯磨きはミネラルウォーターで。注意しすぎて困ることはありません。

旅行中は、いろんな目新しいものがあり、ついつい食べ過ぎてしまいますが、1食食べ過ぎて胃腸がつかれていると感じた時は、次の1食は食べずに胃腸を休めたほうがいいです。胃腸が弱っているときは普段当たらないようなものでも、当たってしまいやすくなります。

A型肝炎は、不衛生な食べ物が原因の肝炎ですが、予防接種を受けられるので、旅行前に予防接種を受けておくといいでしょう。

黄熱病

アフリカの一部の国では、黄熱病の予防接種を受けてなければ入国できない国があります。また、アフリカから入国する旅人の入国を規制している国(タイとか)もありますので、アフリカに行く人は黄熱病の予防接種を受けたほうがいいでしょう。

予防接種を受ける際には、接種済みを証明するカード、通常、イエローカードと呼ばれる証明書が発行されることを確認し、接種後は確実に受け取り、パスポートと一緒に大事に保管しましょう。

万が一、紛失したときは予防接種を受けたところで、再発行が可能ですが、再発行のための情報が必要ですので、スキャンデータをクラウドやPCに保管する、携帯で写メを取っておくなどしておくと安心です。

黄熱病の予防接種は、時期によってはすごく混んでいて、予約してから2週間待ったりということもあり、また他の予防接種と一緒に受けられる、受けられないなどありますので、1ケ月以上前から、早めに予防接種の接種スケジュールを組んだ方がよいです。

旅行保険

旅行への行き先が決まったら、まずはその国のことを知ることとと同時に旅行保険はしっかり準備しましょう。

クレジットカードの旅行保険でもしっかりとカバーできていればいいのですが、いくつか注意すべきことがあります。

・疾病と怪我の補償額は異なる。どちらがいくらになっているか確認する。

・ANA、JALカードはクレジット付の普通カードには、旅行保険は付帯していないので、注意すること。保険がついているのは、普通以上の、JALならワイドカード、ゴールドカードなど。ぼくは以前ついているものと思って失敗しました。。

・自動付帯か、利用付帯かを確認しておくこと。旅行代金をそのクレジットカードで支払っていなければ、補償してくれないカードもあります。楽○カードは利用付帯なので、ツアー代とか、空港に行くまでのバス代とか、旅行中のホテル代とかをそのクレジットカードで支払わなければなりません。どのくらいの額、回数で旅行全体がカバーされるかは、個別に確認してください。

・3か月以上の旅行はクレジットカードの旅行保険ではカバーされない。原則的に、どこのクレジットカードでも3か月以上はカバーされません。ただし、上記の利用付帯のクレジットカードと、自動付帯のクレジットカードを複数持っている場合、組合せの仕方によっては、3か月以上の補償にすることはできます。つまり、旅行して3か月たつ頃に利用付帯のクレジットカードをその旅行で初めて使用すれば、その時から3か月が保証されるので、3+3か月は補償されるということ。ただし、この辺の規定はいつ変わるかわからないので、自分でお持ちのカードの既定をよく確認して、自己責任での旅行保険の計画を立ててください。

・補償には、例外規定があるので、過信しすぎないよう規定はよく確認しておくことが重要です。持病の場合、その海外での治療に対しては保険はおりません。例えば、痛風もちの人が、海外に行ってるときに通報発作で病院にかかってもその治療費は出ません。

・旅行先によっては、日本では信じられないような医療費の請求が来ることもあるので、旅行保険での補償額と、旅行先の医療費の額を確認して、必要によっては通常の旅行保険を上乗せしたほうがいいでしょう。アメリカとか医療費が高額なのは有名ですね。

 

 

、、以上、旅行と気を付ける病気などのお話でした。旅行中に病気やけがを負わないことが一番なので、事前の下調べとしっかりと対策を練ることが重要です!

 

 

 

 

 

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