最終更新日:2015年11月23日
手数料がクレジットカードよりもお得なカードが登場しました!!
その名も、マネパカード!
このネーミングはどうなんだろう?と思わなくもないですが、確かに両替手数料やショッピング手数料は低く抑えてあるようです。
これまで海外旅行での不動の座を守ってきたクレジットカードに比べて、マネパカードが果たして優位で、その座を奪うのか、それともやはりクレジットカードが良いのか、さまざまな点から検討の上、独断と偏見でどちらが勝者なのか判定してみました。
1.キャッシング対決!!
まずはキャッシングについて、クレジットカードとマネパカードを比較してみます。このサイト(ひとり旅)で紹介しているように、現金はあまり持ち歩くべきでないので、1回のキャッシング額を最大500米ドルと仮定して、クレジットカードと、マネパカードを比較したら、、
【クレジットカード】
借入金額:500米ドル×120円/米ドル=60,000円
返済利息:60,000円×18%(年金利)×30日*/365日/年=888円
利用手数料:216円+2米ドル*×120円/米ドル=456円
返済利息+利用手数料=888円+456円=1344円
*キャッシング額を一か月(30日)後に返済した場合
*現地のATMで2米ドルの手数料が取られた場合
【マネパカード】
両替金額::500米ドル×120円/米ドル=60,000円
両替手数料:60,000円×0.73%=438円
利用手数料:2米ドル×120円/米ドル=240円
両替手数料+利用手数料=438円+240円=678円
となり、それぞれの手数料の差を計算すると、
1344円-678円=666円
つまり、500米ドルをクレジットカードで用意するよりも、
マネパカードで用意したほうが、666円 もお得です!!
ただし、ここにはいくつか落とし穴があります。
① 繰り上げ返済
クレジットカードのキャッシングは繰り上げ返済ができます。仮に、3日後に繰り上げ返済をしたとすると、先ほどの手数料の計算は最終的に、545円となり、マネパカードに比べて、クレジットカードが133円もお得という結果になります。
②手続きの煩雑さ、面倒さ
いやいや、クレジットカードの繰り上げ返済なんて面倒ですよ!。という意見もあるでしょう。しかし、マネパカードもその面倒さでは負けていません。
マネパカードはそもそもプリペイドカードであり、事前にお金をネット上でチャージしなければならないのです。かつ、万が一計算ミスや思い違いで、チャージ金額が少なければ、それ以上の金額は引き出せません。
手続きとしては、ネット上で【両替】と【チャージ】の2つが必要です。公式サイトでは、円高の時に両替して、チャージすれば、さらにお得!!というような説明がされていますが、素人がそんなにうまいこと円高を狙った両替なんてできるはずがありません。
というか、、私がもしこのサービスを使ったなら、その両替のタイミングが果たして良かったのかを、あとあと何度か振り返ってしまうという、無駄な思考と時間をつかい、へにに疲れたりしそう。
そんなことに自分の思考を使いたくないし、それこそ面倒です。
それよりは、クレジットカードの繰り上げ返済の方がよっぽど精神衛生上いいですね。
おなじ面倒さを取るのであれば、手数料の安いクレジットカードがお得!!
ということで、
キャッシングについては、マネパカードよりもクレジットカードが有利!!という結果としました。
2.ショッピング対決!!
こちらもまずは手数料比較から行きます。
【クレジットカード】
購入金額:1,000米ドル×120円/米ドル=120,000円
利用手数料:120,000円×1.6%=1,920円
【マネパカード】
購入金額:1,000米ドル×120円/米ドル=120,000円
マネパ手数料:約800円*
*以前の公式HPでは809円、現在の記述では780円となっています(2015年11月23日現在)。為替変動によって、手数料は変わるようですので、間を取ってキリのいい800円としました。
それぞれの手数料の差を計算すると、
1,920円-800円=1,120円
となり、手数料上はマネパカードが1,000ドルの買い物で1,120円お得なだということになりました。
ただし、ここにもいくつか落とし穴があります。
マネパカードはまだ新しいサービスであり、ネームバリューが不足していることから、あるいはプリペイドカードという性質上、ホテルやショッピングでの使用の際にマネパカードは使えない場合があるのです。
クレジットカード自体でも、JCBは海外のちょっと田舎に行くと、そのカードを使えない場合があります。そのため、海外旅行でクレジットカードを持って行くなら、VISAかMasterCardにしておけという議論になっています。
そういう意味では、マネパカードは手数料がいくら安くても肝心な時に使えなければ意味がないということになるのではないかと思います。
加えて、キャッシングでも紹介したように、マネパカードはプリペイドカードなので先に必要な金額を補充しておかなければならないという手間がかかります。
ということで、
ショッピング対決も、確実に使えるクレジットカードが望ましい!!という結果となりました。
さいごに・・・
クレジットカードとマネパカードを、キャッシングとショッピングの2点から比較してみました。
独断と偏見で、どちらもクレジットカードの勝利!と勝手に判定してみましたが、読まれてみてみなさんはどう思いましたか?
もちろん、もともとFXをやられている方で、その外貨をマネパカードにチャージするくらいなら大した手間でないと思う方もいるでしょう。
でも、いろいろ考えることや、やりたいことがあるのに、その時間を削ってまでマネパカードの使い方を覚えて、必要な現金を都度、チャージするというのは、ぼくにはちょっと面倒だなという印象です。
参考にしていただけたら、嬉しいです。
全く同意です。実際マネパカードを使用してますが、手間に対しての得する額がとにかく少な過ぎます。一年弱海外に居て使用してみて、お勧めできません。色んなブログでとにかくべた褒めなのはサクラですかね。
ずいぶんと、お返事が遅れてごめんなさい。ずっとほったらかしにしていました。。そろそろこのブログも再開します!
で、マネパカードだけど、やっぱり面倒です。
これよりはクレジットカード3枚くらい作って、別々のところに保管して、盗難対策するのが一番かなと思います!