海外に行く時に乗る飛行機は、日本国内で乗る飛行機よりもずっと長時間のフライトになります。
そんな長時間のフライトをいかに快適に、楽しめるか。そんなちょっとした8つのポイントをご紹介します。
目次
座席の予約
飛行機を予約したら、そのまま座席も予約してしまいましょう。ツアーの場合、座席の希望を伝えましょう。
窓側の席がいいか、通路側の席がいいかは個人の好みによりますが、以下のような特徴があります。
窓側
メリット | 景色を楽しめる。壁側に寄りかかることができ、通路側よりラク |
デメリット | 通路側の人に遠慮して、トイレに行きにくい。 |
窓側の席として外の景色が楽しめるのは、ほんのわずかの時間になるかもしれません。というのも、夜のフライトではほとんど真っ暗になりますし、昼間は眩しすぎて周囲の迷惑にならないようほとんどの間、ブラインドを下げておく必要があります。通常、ブラインドをあげるのはほとんど離発着時の時ぐらいと言ってしまってもいいかもしれません。
通路側
メリット | 人の事を気にせず、好きなタイミングでトイレに行ける。 脚を通路側に少しだけ、伸ばすことができる。 |
デメリット | 景色を楽しめない。通路を通る人が気になる。 |
私の場合、ほぼ常に通路側を予約しています。トイレに行きたいときに、気兼ねなく行けますし、上部の収納にいれたかばんからちょっと荷物を取り出したりとかできますので。
ちょっとした裏ワザ!?
比較的空いている飛行機の場合、同じクラス内であれば、自由に席を移動することができます。よって、ある程度人が乗り込み、すべての人が乗り込んだという機内連絡が聞こえたら、空いている席に移動して、そのままそこを使うということも可能です(ただし、万が一その席を予約している人が後から来たら、ちゃんとどいてあげてください)。
映画を楽しむ
国際線の飛行機は、日本国内でまだ上映されていない海外の映画が見れたりするので、個人的には機内で映画を見る時間をけっこう楽しみにしていたりします。
そんな映画の楽しみ方のポイントは、、
- 画面をタッチして、エンターテイメント>>映画、のように進み(航空会社によって若干、操作方法は異なりますが、おおむねこんな感じです)、ジャンル(新着、欧米、アラビア、インド、アジア・・・など)から選んでもOK
- わからない場合、CAや隣の人に聞くと親切に教えてくれます。
ほとんど画面のタッチだけで済ませることができると思いますが、手元にあるケーブル付のリモコンで操作したほうが簡単な時もあります。
最前席で、画面そのものが見当たらない場合は、手元の肘掛の下に収納されている場合があります。
できれば事前に機内用イヤホンアダプタを購入しておき(100均で売ってます)、これに自分のイヤホン、ヘッドフォンをつなげて映画を見る。付属のヘッドフォン、イヤホンは音があまりよくありません。
でも、これならかなりクリアに聞くことができ、映画をより楽しむことができます。難点は、機内アナウンスが非常に大音量に聞こえる機体があり、そのたびにびっくりします。
食事とお酒を楽しむ
国際便は格安航空機でない限り、食事が必ず提供されます。英語が苦手で、日本語が話せるCAがいない場合、どの食事にするかのやり取りはちょっとストレスに感じるかもしれません。
①メニューが配られる(あるいは、座席前のポケットに入ってる)
②希望のメニューを伝える
③飲み物をどうするか伝える
④食事を楽しむ
と、だいたいこんな流れになります。
それぞれについて、説明いたします。
メニューが配られる
飛行機が離陸して、シートベルトのサインが消えてしばらくすると、まず食事のメニューが配られます(座席前のポケットに入っていることもあります)。
希望のメニューを伝える
メニューを見るとわかりますが、たいがい2~3種類のメイン料理があり、牛肉、鶏肉、白身魚の料理から選ぶようになっているので、メニューを見て、鶏肉の料理がいいなと思えば、
CAがメニューを聞きに来た時に、「チキン、プリーズ」だけで大丈夫です。
魚の場合は、「フィッシュ、プリーズ」ですね。簡単です。
飲み物をどうするか伝える
食事をする場合、お水やお茶でもいいですし、ビールなどアルコールも頼むことができます。エコノミーでも格安航空会社でない限り、無料で提供してくれます。2本目もOKです。
一般的に置いてあるお酒の種類として、ビール、赤ワイン、白ワインはまずあると思います。さらにスパークリングワイン、ウィスキーも頼んだことがないのですが、置いてある場合もあるでしょう。
食事の注文時や、食事を持ってきたときに、飲み物を聞かれるので、ビールが欲しいなと思えば、「ビア、プリーズ」でOK。
赤ワインなら、「レッドワイン、プリーズ」。簡単ですね。
もちろん水の場合は、「ワラ、プリーズ」です。
食事を楽しむ
食事とお酒を一緒に楽しみたい方は、食事はサラダとかの前菜をゆっくり楽しんでいると、希望のお酒が届くので、それからゆっくり食事を楽しみましょう。
食事を楽しんだ後は、食後のティータイムがあります。
コーヒーか紅茶、場合によって緑茶もありますので、お好きなものを頼んで、くつろぎましょう。
コーヒー 「カフィ、プリーズ」
紅茶 「ティー、プリーズ」
緑茶 「ジャパニーズティ、プリーズ」
です。
コーヒーと紅茶の場合、お砂糖か、ミルクを入れるか聞かれますので、シュガーやミルクと、希望を伝えましょう。何もいらない場合は、ブラックといえば大丈夫です(ブラックティ、ブラックカフィなど)
夜中の出発便の場合、最初の食事はパス??
夜の23時とか24時とかに出発する便に乗っても、出発して機体が安定したら、普通に食事が出されることがあります。この時すでに1時とか過ぎている場合がありますが、この食事は個人的にはパスしたほうはいろんな意味でいいと思います。
食べると、翌朝、胃が重くなったり、目的地についても体調がすぐれなかったりします。肥満のもとですし。
貧乏性な私はそれでも食べてしまって、あとあと後悔することもあるのですが。。。
おトイレについて
座席のところでも書きましたが、トイレに行くタイミングは、日本人は気を使う人々なので、行きたいけど行けない。。ということがないように、トイレに行ったほうがいいタイミングというのがあります。
通路側の人は、タイミングをあまり気にする必要はないので、窓側、あるいは人に挟まれた席の方という前提で書いていきます。
【夜間】
夜間は、隣の人が寝てしまうとトイレにかなり行きにくくなりますので、まずは機内に乗り込む前にできるだけ空港内で済ませる。それができなければ、飛び立つ前に済ませることがポイントです。
【昼間】
昼間は食事が配られると、トイレに非常に行きにくくなります。
食事が配られた後にトイレに行くには、CAを呼んで、自分の食事のトレイと隣の人のトレイをどうにかしてもらってから・・・、と考えると、かなり迷惑なことになるので、食事が配られはじめたときに、もし、少しでも尿意を感じていたら、絶対にトイレをすませたほうがいいでしょう。
それ以外の場合としては、通路側の人がトイレに立ったら、戻ってきた時に、自分もトイレに行っておけば、余計な気を使うタイミングが1つ減ります。
快眠のために
飛行機で眠れずに、そのまま観光というのはちょっときついので、夜間のフライトではできるだけきちんと眠りたいものです。
そんな快眠のためのポイントは
です。
夜中でも、周りで映画を見ていたり、本を読んでいたりするので、明かりやごそごそする音が気になったりしますが、そんな快眠の阻害要素はこれらのグッズでシャットアウトしましょう。
また、ネックピローは変な姿勢で寝て、寝違えたりしないようにするためにも必須だと思います。
あと、体を締め付けるジーンズとか履いていると、かなり窮屈な思いがして、眠れるどころではないので、長時間のフライトの時は特にゆったりとした服装がいいでしょう。
ゆっくり眠るためには、靴を履いたままというのは落ち着きません。でも、履くのに手間がかかるような、例えば編み上げブーツとかは、トイレに行くためにわざわざ履くのも大変です。
なので、靴はできるだけ脱いだり履いたりしやすいものがベターです。
体温調整
実際には体温を調整するというより、暑い、寒いにどう対処するかということになります。
機内はご存じの通り、一人一人に合わせた空調管理をしているわけではないので、起きている人には若干暑く、休んでいる人には寒く感じるようになっているように思います(個人的な感想)。
よって、暑くなっても寒くなっても対応できるよう準備します。
具体的には、ちょっと自分でも寒がりだなと思う人は、CAにお願いして、ブランケットを追加で1枚もらうなどしましょう。靴下は履いていると窮屈ですが、夜中寝ている時、足元が冷えるのでゆったりとした体温を逃がさないような靴下を準備しておくといいと思います。
また体温に合わせて、着たり、脱いだりしやすいように、ジッパー式の薄手の羽織るものを用意しておくと重宝します。
空調については、飛行機の天井を見てみてください。
この丸い口から、送風されているので暑い時はこれを開いて、自分にあたるようにする。寒い時は締め、自分からずらすことである程度空調を調整することができます。
電子機器(スマホやパソコン)について
電子機器は、飛行機の離発着の時は電源を切るよう求められますが、それ以外の場合は機内モードにして、使用することができます。
ただ、最近、離発着の際も電源を落とすように言われないケースもたまにあるので、だんだんと常に使用できるようになるのかもしれません(そういう風に勘違いしているだけかも。。)
ボールペンを忘れない
飛行機がだんだんと目的地に近づいてくると、入国カードを配られます。落ち着いて記入ができるうちに、きちんと書けるようボールペンは忘れないようにしましょう。
目的地に到着した後、我先にと飛行機から降りることよりも、入国カードをきちんと書いたほうが、早く空港から出ることができます。
スマホ充電グッズ
機内にはこのようにUSB接続ができる機体が増えています。このUSBポートを使って、スマホを充電することができます。なので、充電用のケーブルを持っていると機内でモバイルグッズを充電することができます。
さいごに
いろいろと書きましたが、だんだんと自分に合った機内の過ごし方というのがそれぞれわかってくると思います。
機内は旅の入り口であって、メインではないので、あんまり心配せずにリラックスして機内の旅を楽しんでください。