最終更新日：2015年12月5日
海外の中でも途上国で、人身事故が起こってしまったら、被害者救助は二の次でまずはあなたは逃げなければなりません。ちょっと信じられないのですが、いったいなぜなんでしょうか？？
人を轢いて逃げることは日本ではそれ自体罪に問われますが、海外の特に発展途上国のような国では、「人身事故を起こした場合はまず逃げろ」が当たり前となっています。
たとえば、ケニアとかタンザニアでのサファリツアーに行くケースを想定しましょう。あなたは一人であるいはだれかと、サファリパークに行くために、レンタカーを借りました。運転手つきの4WDレンタカー（ランドクルーザー）です。
車に乗って、動物たちがいる自然公園へと向かいます。都市部を抜けると、だんだんと民家が少なくなり、だんだんとアフリカの大自然が広がりはじめます。とはいえ、そんな大自然の中でも、時々集落のある村を通過しながら車は進んでいきます。
走り始めて1時間くらいたったころでしょうか。
ある村に入ったところで、路上駐車してい大型トラックの陰から急に男の子が飛び出してきたので、運転手はあわてて急ブレーキと急ハンドルで男の子を避けようとしましたが、かわしきれずその男の子にかなり強い衝撃と共にぶつかってしまいました。
道路の前方に転がった男の子はぐったりとして、ほとんど動きません。。。
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万が一、特に発展途上国と呼ばれる国を旅行中にこんな場面となってしまったら、あなたは運転手が車から降りようとしても、それを許してはいけないのです。
そのまま車を発進させて、近くの警察署に駆け込む必要があります。
なぜなら、、
男の子を、あなたがではなく、運転手つきのレンタカーで轢いてしまったとしても、男の子の家族や親せきがこの状況を見たら、驚き、そして怒りに震えて、すぐに家族や親せき、また村の人にあっという間に車を取り囲まれます。
そのままあなたや運転手はどうすることもできずに、車から引きずり出されます。そして、さらに逆上した村人にあなたは殴り倒され、そのまま興奮する彼らの気の済むまで殴り、けられ続けて、最悪の場合、殺される可能性があります。
よって、あなたは万が一、あなたの乗っている車が誰かをひいてしまったら、すぐに警察に駆け込み、警察に事情を説明して、警察に男の子の救護と事故の処理を頼む必要があります。
運転手は現場状況確認のために、警察と一緒に現場に向かうかもしれませんが、あなたは警察の中でじっと彼らの戻りを待ちましょう。
あとは基本的に、レンタカー会社が彼らの加入している保険会社とともに対応にあたってくれるはずです。
交通事故自体は海外旅行に関係なく、日本でも起こりうることですが、その後の対応は日本と途上国では大きく異なるということです。
誤解されないように補足すると、これがヨーロッパやハワイなどの先進国の場合は、日本と同じように被害者の救援を優先し、次に警察署への届け出とレンタカー会社への連絡が必要となります。
