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ハワイやヨーロッパに旅行に行き、ついつい大量にお土産などを買ってしまい、さて、どうやって持ち帰ろうかとなった場合の荷物の持ち帰り方法についてまとめてみました。

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飛行機に無料で預けることのできる重量の制限を超えて、荷物を持って帰らなければならない時、その方法は2通りあります。

1つは、超過した荷物を、超過した分のお金を支払って、自分が搭乗する飛行機で持ち帰る方法。もう1つは、郵便局やクロネコヤマトのような宅配業者に、”別送品”として、日本に送る方法。

別送品とは、送り主が荷物の送付と同じ時期に目的地に移動する場合に適用できるシステムで、送る荷物にかかる関税を通常無くすことが可能です。

ここでは、超過してしまった荷物の重量が6kgの場合と、12kg場合で、一般的な人気の観光地である、ハワイからそれぞれ日本に持ち帰るときの費用を比較してみます。

1.ハワイから6kgの超過荷物を持ち帰る場合

1-1.飛行機(JAL)で超過預け荷物として持ち帰る場合

重量超過 100US$
合 計 100US$

ここでは、すでに2つの荷物をもともとそれぞれ23kgずつ預け荷物として預ける予定であり、2つ目のスーツケースにさらに6kgの荷物を入れて合計29kgとして、預ける場合にかかる超過料金を計算しています。

JALの規定では、1つの荷物の重量が23kg以上、32kg以下の場合は、重量超過として100US$がかかる規定となっています。

飛行機に預ける場合は、荷物を到着の空港で受け取ることができますので、自分と荷物とのタイムラグもなく、手続きとしてはほかの荷物と一緒に出発の空港のカウンターで預けるだけであるため、手間がかからない方法だといえます。

1-2.別送品として持ち帰る場合(ヤマト運輸)

100 size(10kg超過まで) 130 US$
燃料サーチャージ   3.32 US$
合 計 133.32 US$

別送品として運送会社を通して送る場合、こちらの表のとおり、必要となる費用は133 US$程度と、空港で航空会社に直接頼む方法と比べ、高くなってしまいます。

また、別送品として送る場合、次のような手間がかかります。

  • 帰国時の空港での税関申告書を2通用意し、別送品がある旨を報告しなければならない。
  • 荷物は自分が帰国したしばらく後に受け取ることになる。
  • 税関で受け取りの手続きを行い、荷物を税関から持ち帰らなければならない。

のように、荷物を受け取るまでに航空会社に預けるよりも時間がかかることや、手続きが面倒なことに注意しなければなりません。

つまり、費用も余計にかかるうえ、手間もかかるのでこの程度の超過であれば、航空会社にほかの荷物と一緒に預けたほうがよさそうです。

2.ハワイから12kgの超過荷物を持ち帰る場合

2-1.飛行機で超過預け荷物として持ち帰る場合

個数超過 200US$
スーツケースなど   50US$
合 計 250US$

ここでは、すでに2つの荷物をもともとそれぞれ23kgずつ預け荷物として預ける予定であり、3つ目の12kgの荷物にかかる超過料金を支払わければならないものとします。

3つめの荷物に関しては、スーツケースや段ボールなどの荷物を入れる容器が必要ですので、そちらの購入費として50US$を計上しています。

また、ハワイから日本に帰国する際の超過預け荷物にかかる費用は1個当たりにかかりますので、その場合、合計で250US$が必要となります。

飛行機に預ける場合は、荷物を到着の空港で受け取ることができますので、自分と荷物とのタイムラグもなく、手続きとしてはほかの荷物と一緒に出発の空港のカウンターで預けるだけであるため、簡単な方法だといえます。

2-2.別送品として持ち帰る場合(ヤマト運輸)

120 size 150US$
スーツケースなど  50US$
燃料サーチャージ   4.2US$
合 計 204.2US$

別送品として運送会社を通して送る場合、こちらの表のとおり、必要となる費用は204US$程度と、空港で航空会社に直接頼む方法と比べると、安くすませることができます。

ただし、この方法では1の場合と同様に以下のようなことに注意する必要があります。

  • 帰国時の空港での税関申告書を2通用意し、別送品がある旨を報告しなければならないこと。
  • 荷物は自分が帰国したしばらく後に受け取ることになること。
  • 税関で受け取りの手続きを行い、荷物を税関から持ち帰らなければならないこと。

よって、超過する荷物が1つだけの場合は手間などを考慮すると、航空会社にほかの荷物と同時に預けたほうがよさそうですが、個数が増えると金額の差も開くので、その差額の額と手間を天秤にかけて決めることになるのでしょう。

ここで、海外から持ち帰るお土産などの購入額が20万円を超える場合は、上記の費用に加えて関税もかかることとなるので、ご注意ください。

 

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