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海外旅行中に交差点で止まったときや街中を歩いている時に、たまに物乞いからお金をくれないかと要求されることがあります。

海外旅行に出かけると、物乞いからお金を要求されることがあります。

驚きつつ彼らを見ると、みすぼらしい格好をしているし、おなかが空いたと訴えかけてくる。周りの人からは、なんとなくあなたが彼らにどう接しようとしているのか見られているように思います。
少しでもあげないといけないかな。。とか考えてしまうかもしれません。

こんな時、いったいどうするのがベストな選択なのでしょうか?

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私も海外に出始めて10年以上たちますが、まだこの問題にはあまり明確な答えを出せていません。

紛争や災害があったばかりの国でストリートチルドレンや幼い子供を抱いた女性に遭遇したときは、いくらかの小銭をあげたこともありました。

まだ悩んでいる問題ではありますが、この問題についていろんな方の意見も聞きつつ、だんだんと考えがまとまってきています。

やはり、基本的には、「お金はあげてはいけない」のではないかと思います。

あなたがお金をあげることで、もうひとりの物乞いがうまれると思っていただいても構いません。

 

以前から貧しい国では、このような物乞いはとてもたくさんいます。もうかれらはそれを職業としています。

また、自分でやる人もいれば、物乞いとして雇われている人もいるのです。

どういうことかと言えば、ある場所では物乞い達はトラックに載せられ、毎日、その場所に連れてこられます。中には体が不自由な人もいます。

そして、毎日、彼らはそこで、監視の目が光る中、物乞いをし、小銭を集めるのです。そして、一日の終わりにはその日の売上をボスに渡し、その中からいくらかのお金をもらうのです。そのかわり、彼らには住む家を与えられるそうです。

物乞いは彼らのビジネスなんです。

そんな光景の中、新たにその職業を選んでしまう人が出てしまいます。でも、物乞いは基本的には働いても何も価値を生み出しません。そこが悪だと思います。

人によって、得意、不得意なものはあると思いますし、体が不自由で他に人よりも効率は悪いかもしれませんが、それでも何らかの価値を生みだし、対価を得ている人もいます。

そんな中で、物乞いという職業を成り立たせてはいけないと思うのです。

物乞いは国を豊かにはしません。

よって、もし、海外旅行中に物乞いにお金をせびられても、心を鬼にして彼らにお金を恵まないようにしましょう。こどもにせがまれてもお金をあげないことは貴方の心を痛め、罪悪感をかんじさせるかもしれません。

そのかわり、同じように街中で、体が不自由な人でも、お金のために精一杯演奏している場面に遭遇したりします。

そういうときは、遠慮なく彼らにいくらかのお金を渡してあげてください。

貧困削減は難しい問題です。

この問題は、またいつの機会かにお話ししたいと思います。

 

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